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この「防災まちづくり大賞」は、地方公共団体や自主防災組織等における防災に関する優れた取組、工夫・アイデア等、防災に関する幅広い視点からの効果的な取組を推奨し、もって地方公共団体等における災害に強い安心・安全なまちづくりの一層の推進に資することを目的として実施されています。
防災・減災啓発活動「笑って減災 なまず流」
受賞テーマ
受賞理由
防災・減災啓発活動として『備えと構え』をテーマに、県内、近隣府県に対し、防災・減災啓発漫才、腹話術、紙芝居、災害や救出・救助等に係る図上訓練等、対象に合せたプログラムで年間50回の地域出前講座を実施した事例。
災害救援ボランティア推進委員会 石原信雄会長(元内閣官房副長官 中央)にお会いし、受賞のお祝いのことばをいただきました。(左 澤野次郎同会事務局長)
お礼
県知事へ受賞の報告をしました
2009年2月「第13回防災まちづくり大賞」において総務大臣賞をいただき、その上、9月には「平成21年 防災功労者 内閣総理大臣表彰」していただきました。活動を開始して8年、過去に受賞歴は何もなく、いきなりの大きな賞の連続に「なまず」一同ただただ驚くばかりです。
「なまず」は、琵琶湖西岸断層帯の真上で暮らしているメンバーで構成しています。活動の一環として、災害の起こる前の「備え」の必要性と緊急性を地域の皆さんに伝えねばならないと考え、出前講座を開催してきました。名付けて「地域防災出前講座〜笑って減災 なまず流〜」。この活動が滋賀県・高島市のご推薦を得ての連続受賞となりました。
私たちは、災害という堅い分野を、いかにわかりやすく身近に伝えるかというところで、漫才、劇、クイズ、腹話術、大型ロール紙芝居などを台本から道具まで、工夫しながら手作りし、今では20種類を超えるプログラムを持つまでになりました。さまざまな講演依頼に応えているうちに、対象はお年寄りから子どもにまで広がり、地域のリーダーや企業の社員研修会などにもお声をかけていただいています。現在では県内外へ年間50回以上の講演に出かけるようになりました。
今回の連続受賞は「なまず」にとって大変名誉なことです。今も私たちのささやかな活動でこんなに大きな賞をいただいてよかったのかと考えています。
国内には多くのすばらしい取り組みをされている団体が数多くあります。そのようなさまざまな方々からお教えを受けて「なまず」の今があります。今回、立派な賞をいただいたことに慢心することなく、自分たちのできる範囲で「なまず」のテーマ「備えと構え」を皆さんとともに考え、少しずつ実行していきたいと思っています。今後ともご支援、ご指導のほどよろしくお願いします。
ありがとうございました。
功績の概要
同団体は、阪神淡路大震災をきっかけに、災害の記憶を薄れさせることなく防災・減災意識を高めるために、「備えと構え」をテーマに地域学習会を開催するとともに、県内にとどまらず、近隣府県(大阪・京都・岐阜・福井・愛知)においても年間約50回に及ぶ出前講座を開催しており、防災・減災意識の高揚及び、自助・共助が機能する地域コミュニティ作りに寄与している。
また、地震発生時に公共交通機関が不通になった場合に備え、徒歩で帰る訓練として災害時徒歩帰宅訓練「サバイバルウォーク」を毎年実施するなど、防災意識の啓発や地域防災力の向上に多大な貢献をした。
県知事へ受賞の報告をしました